2026/10/15
休職中の不安や体調の波を整理する個別面談|受診にも役立つ振り返りの習慣
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休職中や復職を目指して療養しているとき、「今週は調子が良かったのか悪かったのか、よく分からない」「主治医の先生に何を話せばいいのか、診察室に入ると頭が真っ白になってしまう」と悩むことはありませんか。沖縄県那覇市のリワーク&カウンセリングステーション ココロおき楽でも、日々の体調や気持ちの変化に戸惑う声をよく耳にします。今回は、休職中の方や復職を目指す方が安心して前に進むための「一週間の振り返り」と「個別面談」の大切さについてお伝えします。
1. 困りごと:日々の変化が自分でも把握できない
療養中は、日によって体調や気分に波があるのが自然なことです。昨日は少し散歩ができたのに、今日は朝から体が重くて起き上がれない、ということも珍しくありません。そんなとき、以下のような困りごとを抱えやすくなります。
- 一週間を振り返っても、何がつらくて何が良かったのか自分でも思い出せない
- 主治医の診察時、短時間でうまく体調の変化や困りごとを説明できない
- 復職に向けて自分が今どの段階にいて、どんな課題があるのか分からず焦ってしまう
自分一人だけで体調や気持ちを管理しようとすると、調子の悪かった日ばかりが強く印象に残り、「自分は全然回復していないのではないか」と不安が大きくなってしまうこともあります。
2. なぜ起こるのか:一人で抱えると客観的な視点が難しくなる
休職中やメンタルのエネルギーが低下している時期は、脳の疲労から記憶や感情を整理するエネルギーも落ちています。そのため、物事を客観的に見つめ直すことが難しくなりやすいのです。
また、「早く元気にならなければ」「職場に迷惑をかけている」という焦りがあると、できたことよりも「できなかったこと」に意識が向きがちです。その結果、本当は少しずつ良くなっている変化に気づけなかったり、診察の場面で一番伝えたかった悩みを話しそびれてしまったりすることが起こります。
3. 支援現場からの考え方:ココロおき楽での個別面談
那覇市のココロおき楽では、定期的な個別面談を大切にしています。毎週決まった曜日に個別面談を行っており(スケジュールに合わせて曜日を調整することもあります)、担当スタッフと一緒に今週の出来事や体調、気持ちの変化を振り返る時間を設けています。
この面談は、スタッフが何かを評価したり指導したりする場ではありません。利用者様がご自身の状態を安心してお話しいただき、現在の課題や一週間の小さな変化を「一緒に共有する」ための時間です。
また、面談の中では「次の受診のときに主治医の先生に話したいことの整理」を一緒に行うこともあります。普段の生活やリワークの中で感じた疑問や不安をあらかじめ言葉にしておくことで、診察の時間をより有効に活用できるようサポートしています。
4. 具体的な対処法:振り返りと受診準備のステップ
自分の体調や気持ちを整理しやすくするために、以下のようなステップで振り返りを行ってみるのがおすすめです。
出来事と体調をシンプルに書き出す
手帳やスマートフォンのメモ機能などに、「午前:散歩20分(気分〇)」「午後:横になって休む(気分△)」のように、短く記録を残してみましょう。感情を細かく書く必要はありません。事実と大まかな気分の浮き沈みだけで十分です。
良かったことやできたことにも目を向ける
「朝起きられなかった」というマイナスな点だけでなく、「午後は好きな音楽を聴けた」「決まった時間に服薬ができた」など、できたことにも目を向けてみます。誰かと一緒に振り返ることで、自分では見落としていた「できている部分」に気づきやすくなります。
次の受診で話したいことを箇条書きにする
診察室に入ると緊張してしまいがちな方は、事前にメモを1枚用意しておくと安心です。例えば、
・今週一番つらかった時間帯や症状
・新しく試してみた行動とその結果
・薬の効き目や副作用で気になったこと
などを2〜3点に絞って書いておき、そのまま主治医に見せるのも良い方法です。
5. 家庭または職場でできる工夫:支え合うための関わり方
ご家族や身近な方が休職中の方を支える際も、「振り返り」の視点が役に立ちます。
話を聞くときは「解決」よりも「共感」を
ご本人が一週間の出来事やつらさを話しているときは、すぐにアドバイスをしたり解決策を出したりするのではなく、「そうだったんだね」「今週は雨の日がつらかったんだね」と、まずはそのまま受け止めることが大切です。否定されずに聞いてもらえる安心感が、気持ちの整理を促します。
主治医への受診をサポートする
もしご本人が受診時にうまく話せないと悩んでいる場合は、「先生に聞いてみたいことを一緒にメモにしてみる?」と優しく声をかけてみるのも一つの工夫です。無理強いはせず、本人のペースに寄り添いながら準備を手伝ってあげると負担が軽減されます。
6. まとめ:一人で抱え込まず、一緒に歩む復職準備を
日々の体調や気持ちの浮き沈みは、回復の過程においてごく自然なことです。大切なのは、波がある自分を責めるのではなく、今どんな状態にあるのかを客観的に把握し、適切な休息や支援につなげていくことです。
那覇市のココロおき楽では、定期的な個別面談を通じて、日々の変化を一緒に共有し、復職や社会復帰に向けた歩みを丁寧にサポートしています。一人で抱え込まず、誰かと一緒に振り返る時間を持つことで、次の受診や日々の過ごし方に少しずつ安心感が生まれていきます。焦らず、自分のペースを大切に整えていきましょう。
