2026/07/30
「埋もれてしまう困り感」を見逃したくない。精神科医療から児童デイを始めた理由
![]()
皆様、こんにちは。代表の玉城です。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。普段は日々の活動やたわいもないお話が多いこのブログですが、今回はちょっとだけ、真面目なお話をさせてください。
今回は、私たちがなぜ「就労移行支援(大人のサポート)」と「児童デイサービス(子どものサポート)」を同時に行っているのか、そして私が今年、新たに保育士の資格を取得した理由について、少し私の個人的な「原点」のお話をさせてください。

(代表 玉城周 看護師・保育士・児童発達支援管理責任者・サービス管理責任者・相談支援専門員)
私は看護師として10年以上、最先端の精神医療現場である「精神科医療観察法病棟」や、地域での訪問看護の現場で、多くの方々の命と心に向き合ってきました。
その過酷な現場で、身をもって痛感した厳しい現実があります。
それは、適切な理解や支援につながれなかった結果、二次障害や精神的な不調に苦しむ人や、社会に馴染めず深く苦しんでいる人たちの多くが、実は「子どもの頃に、周りから見えにくく埋もれてしまっていた困り感や特性」を抱えていた、ということです。
激しいパニックなどの目立つ行動がないために、周囲からは「ちょっとおとなしい子」「少し不器用な子」として見過ごされてしまう。
しかし、そんな「埋もれやすい子」ほど、実は誰にも助けを求められずに一番深く困り果てています。そして適切な支援に繋がれないまま大人になり、社会の壁にぶつかったときに、発症や二次障害という形で限界を迎えてしまうのです。
最前線の現場でその姿を見てきた私は、強い悔しさと問題意識を抱きました。
「もし、この人たちの『埋もれていた困り感』に、子どものうちに気づいて、適切な理解と出会えていたら、未来は違っていたかもしれない」と。
「子どもの今」を救うことは、「大人の未来」の孤立を防ぐことに直結している――。
その強い確信から、私たちはバトンを過去へと繋ぐように、就労移行事業所開設のあと約2年前に児童デイサービスを開設しました。
もちろん、大人になってからのアプローチが決して遅すぎるということはありません。私たちの就労移行支援では、大人になってから自分の特性に気づき、そこから自分に合った働き方や生き方を身につけて、社会へ羽ばたいていった方をたくさん見てきました。人はいつからだって、自分らしく生きるための練習を始めることができます。
ただ、大人になってからの訓練が「リハビリ(再起)」なのだとしたら、子どもの頃の療育は「予防」です。大人になってから深く傷つき、苦しむ時間を少しでも短くしてあげたい。
だからこそクリニック時代の同僚であり、心理・精神福祉のスペシャリストである代表(芹沢)と共に立ち上げたこの場所は、「大人の就労」から逆算して、子どものうちに本当に必要な生きる力を育てる場所です。

(代表 芹沢龍平 公認心理師・臨床心理士・精神保健福祉士・相談支援専門員・サービス管理責任者)
そして現場の責任者(児発管)として、ご家族に医療と保育の双方から「より確かな安心と根拠のある療育」をお届けしたいと考え、私自身、今年新たに保育士の国家資格も取得いたしました。
私たちの理念は、「未来はみんなのココロの中」です。
未来とはどこか遠くにあるものではなく、一人ひとりの心にある「願い」や「可能性」のこと。
一見普通に見えてしまう子どもの「小さなSOSのサイン」を絶対に見逃さず、医療・心理・保育の知見を総動員して、誠実に寄り添う伴走者でありたいと考えています。
私たちの法人では、他にも作業療法士・言語聴覚士・教員免許保持者・保育士・キャリアコンサルタントといった「多職種のプロ」が揃っています。
「うちの子、激しい問題行動はないけれど、学校でうまく馴染めていなくて心配…」
「将来、この子が大人になったとき、ちゃんと社会で生きていけるのかな…」
そんな、目に見えにくい小さな不安やモヤモヤこそ、ぜひ私たちに気軽におしゃべりしに来てください。
関わるすべての皆様が、自分の手で安心して未来を描ける場所を目指して。私たちはこれからも一歩ずつ、誠実に進んでまいります。
「ココロおき楽では、糸満の児童デイサービスから、那覇・沖縄市のリワーク・B型支援まで、一貫したサポートを行っています。お子様の発達の不安から、大人のメンタルヘルス・復職のご相談まで、まずは気軽におしゃべりすることから始めませんか。




